
以前、香りのする植木が欲しい!という記事を書きました。
【参考記事】季節感のある香りのいい植木でガーデニングを楽しみたい!
あれ以降もずっと悩んでいたのですが、「ギンモクセイ」の苗木を安く入手することができる機会があったので購入し、植木鉢に植えてみました。
以前の記事で紹介した「キンモクセイ」は数年間育てたことがあるのですが、ギンモクセイは初めてです。育て方について、キンモクセイと何か違いがあるのでしょうか。そもそも、キンモクセイとギンモクセイは何がどう違うのでしょうか?
分からないことだらけなので、調べてみました。
★ギンモクセイはキンモクセイと何がどう違うの?
キンモクセイとギンモクセイの同じところ・異なるところを紹介します。
◎共通点
キンモクセイもギンモクセイも「モクセイ科モクセイ属」の植物です。中国が原産で、中国ではどちらも「桂花」と呼ばれています。冬でも緑の葉をつけている「常緑樹」に分類されます。
地植えでその土地になじむと、樹高は2~6mまで成長します。花は10月頃に小さな(直径4㎜程度)甘い香りがあるものをたくさんつけます。ですが、どちらにも「四季咲き」の品種があり、真夏・真冬以外は花をつけるものがあります。
◎異なる点
外見的な特徴としては、花の時期に一番の違いが分かります。キンモクセイはオレンジ色の花・ギンモクセイは白い花を咲かせてくれます。どちらの花も香りがありますが、キンモクセイの方が香りは強く、ギンモクセイは香りが弱いという違いがあります。葉の形にも違いがあり、キンモクセイの葉には先端がとがった大きなトゲがあり、ギンモクセイの葉はトゲが細かく丸みを帯びているという特徴がみられます。
花の咲く時期は10月頃ですが、キンモクセイの方が早く咲きギンモクセイが後から咲きます。街中で「いい香りがする」と見渡すと、小さなオレンジの花をつけたキンモクセイを見つけることがありますが、実はキンモクセイはギンモクセイの変種で、一般に「モクセイ」と言うとギンモクセイのことを指すそうです。
さらに、キンモクセイ・ギンモクセイともに雄株と雌株があるのですが、キンモクセイは日本に雌株が存在しないため実をつけることがありません。しかし、ギンモクセイは日本でも雄株・雌株が生育しているため雌株には実がつきます。
★苗はどこで入手する?
キンモクセイ・ギンモクセイともに挿し木で増やすことができますが、発根しにくいという特徴があるためうまく株を増やせるようになるまでには経験が必要となります。ですので、今からキンモクセイ・ギンモクセイを育てたいという方は、種苗店やホームセンターの園芸コーナー・ネットショップなどで苗木を購入することをおすすめします。
秋に花をつけるのが一般的なので、夏の終わりごろから店頭をチェックするようにしてみてください。タイミングが良ければ店頭で苗を見つけることができるでしょう。ネットショップなどでは一年を通じて苗を販売していることが多くあります。ですが、季節によって値段が変わることがあるため、時々確認をされることをおすすめします。また、ネットショップを利用する際は口コミなどをチェックして、信頼できる業者かどうかを見極めるようにしましょう。
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★キンモクセイ・ギンモクセイの育て方が知りたい
苗を入手したら、購入時に入っていたポットよりひとまわり以上大きな植木鉢に植え替えます。土は市販の培養土を用意しておきます。地植えの場合には大きめの穴を掘って植えます。
日光を好む植物なので、日当たりのいい場所を選ぶようにします。葉にしっかりと日があたるように、葉が汚れたら水で洗い流すようにしましょう。
水やりは地植えなら自然の雨で十分に育ちます。日照りの続く場合は水やりが必要ですが、それ以外は神経質になる必要はありません。植木鉢の場合は土が乾いたら水をやるようにします。
枝や葉が密集して風通しが悪くなると生育が悪くなることがあります。風通しがよくなるように、春(6月まで)に剪定をするのがおすすめです。剪定をしすぎるとその年は花つきが悪くなることがありますが、翌年にはまた咲いてくれますので見守ってあげましょう。
★まとめ
キンモクセイとギンモクセイの共通点・異なる点・苗の入手方法・育て方を紹介しました。
これまで、キンモクセイを2度育てたことがありますが1度目は1年ももたずに枯れてしまい、2度目は2年ほどでダメにしてしまいました。今回はギンモクセイですが、上手に育ててあげられたらいいなぁと思っています。今回がダメだったら、キンモクセイとギンモクセイを自分で生育させることはあきらめて、ご近所の立派な木を眺めて過ごそうかと思っています。笑
どうか無事に育ってくれますように。
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