
先日、お隣の方が「これ、どうぞ」と言って「食べられる菊の花」を持ってきてくださいました。手渡されたビニール袋には、直径3~7㎝ほどの花がたくさん詰まっていました。
話には聞いたことがあったけど、食べたことのない食用菊…
お隣の方も食べ方を教えてくれたのですが、子ども達にも食べられるのかな?そんな不安が頭をよぎりました。
食用菊って、どうすればおいしく食べられるのでしょうか?レシピを紹介します!
★食用菊とは?
お刺身を食べる際についている、小さな黄色い菊は誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。あれも食用菊の一つのようですね。私は食べたことがありませんが、口にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
菊の花自体は昔から中国でお茶やお酒・漢方薬として利用されていたようです。が、食用菊とは、そこから花弁の苦みが出ないように品種改良され食べやすくなっています。
品種としては、赤紫色の花びらをした「延命楽」(別名:もってのほか・もって菊・かきのもと)、刺身のつまとして有名な「阿房宮(あぼうきゅう)」があるようです。
我が家がいただいたのは、鮮やかな赤紫の花びらだったので「延命楽」のようです。
★食用菊、どうやって調理する?
まずは下ごしらえをしましょう。
我が家が頂いた延命楽は茎の部分を切り落とした、「花」の部分のみの状態でした。まずはそこから、そっと花びらだけをとります。
花粉の黄色い部分・ガクなどが入ると苦みが出るので、ゆっくりていねいに花びらだけをとるように頑張りましょう。
食用菊の花びらならインターネットでも購入することができます。
◎干し菊
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ゆでた菊を乾燥した商品です。
花びらを軽くほぐしたら、以下の通り調理してください。
水1リットルに対してお酢大さじ1を入れ沸騰させ、花びらを30秒~1分程度ゆでます。この時花びらが浮いてしまうので、おたまで混ぜながらお湯をかけたり花を沈めつつゆでます。
花びらに火が通ったら、冷たい水に花びらを入れて冷まします。(花びらが熱で変色してしまうのを防ぎます)
花びらが冷めたら、両手でしっかりと絞って水気を切ります。(この状態で器に入れ、ラップをして冷蔵庫に入れておけば保存できます)
食べる直前に冷蔵庫から花びらを出し、器にほぐしながら盛り付け&味付けをしていただきます。
★食用菊をおいしく食べる方法
食用菊を食べるにあたって一般的な食べ方が「酢の物」のようです。我が家では、「ミツカン カンタン黒酢」をかけていただきました。「ミツカン カンタン黒酢」は味の調整が不要なので、かけるだけですぐに食べることができて便利です。
「ミツカン カンタン黒酢」の便利さについては、こちらの記事を参考になさってください。
【参考記事】目指せ旦那の脱メタボ! ~カンタン黒酢で挑戦!の巻~
口に入れた瞬間は酢の味がしますが、噛んでいるうちに菊の花の味が口の中に広がります。うまく表現できませんが、春菊のような独特の苦みがある味がしました。食感はシャキシャキとしていて、歯ごたえも良かったです。
子ども達にとっては、マヨネーズ和えの方が食べやすいようです。私も実際にマヨネーズでも食べてみましたが、苦みを感じにくいため苦みが苦手という方にはマヨネーズがおすすめです。
職場の方に聞いたところ、「砂糖醤油がおすすめ」という意見がありました。今回は試していませんが、また機会があれば挑戦してみたいと思います。
他にも、みそ汁やお吸い物に入れたり天ぷらの衣に混ぜる、などの楽しみ方があるようです。また、お漬物にもなるようです。
◎寒菊
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【寒菊】菊には血液を浄化する作用があることから、県内には昔から各家庭で菊の花を食べる習慣がありました 新品価格 |
★まとめ
食用菊の調理方法・おいしい食べ方を紹介しました。
◎調理方法
- 花びらをガクからはずす
- 水1リットルに酢大さじ1を入れて沸騰させる
- 花びらを30秒から1分ゆでる
- 冷水に花びらを入れて冷やす
- しっかりと絞って水気を切る
◎食べ方
- 酢の物
- マヨネーズ和え
- 砂糖醤油
- みそ汁・お吸い物
- 天ぷらの衣
- 漬物
食べ慣れない方にとっては「花を食べる?!」とびっくりすることもあると思います。(現に私がそうでした。笑)
ですが、実際に食べてみると食感も良く「旬の味」という気持ちになりました。また機会があれば、食べてみたいと思います。
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